価値観

何年か前にインドで気に入って買ったパンジャビ、今年の夏は一度も着ず、衣替えの際に捨てるかどうしようかと迷った挙句・・・・・何か作ろう!!と思い立って作ったの。エプロンを★


インドの職人さんが手作りで丁寧に縫ってくれてた糸を解いて、自分の体に当てては縫って、当てては縫って。慣れない仕事で、間違えて縫ってはまた解いての繰り返し。おもしろくて、楽しくて、時間を忘れて夢中になって。そして、やっと出来上がったエプロン。

 

袖口だったビーズのラインを胸元にして、襟首だったラインをポケットに。始末とか、縫い目とかも雑なんだけど、自分では凄く凄く気に入りました。

作業時間は、6時間・・・・・。エプロン1枚に6時間。

 

エプロン1枚。1,000円、2,000円で可愛いエプロンなんて買える。でも、こうやって自分の好きなデザインで、自分に合わせて、しかも仕上がりが超気に入った。6時間もかかったけど、その間に、好きな曲思いっきり聴いて、限られた布で作るのに頭いっぱいひねって、色んなこと考えさせてくれた。

 

糸を解きながら、インドの職人の丁寧な縫い目に関心したり。ビーズを一つ一つ縫い付けてくれた女の子の顔が頭に浮かんだり。それを日本人からしたら、たった〇〇ルピーで売ってて。中国で大量生産された規格で決まってる沢山の衣類とかもそう。ひとつひとつに、手がけてくれた人がいて、工程があって。普段は、そんなこと考えもせずに、着なくなった服は捨ててきてた。昔は、モノもお金もなかった時代、リメイクして色んなもの作ってたんだよね。私のお母さんも、よく色んなもの作ってくれてた。パジャマやバッグとか。普通のバッグなのに、お母さんが作ってくれたってだけで、お店のキティーちゃんのバッグよりもいいものに見えた。