抗☆酸化スパイス 『ターメリック』

私たちは、絶えず呼吸によって酸素を体内に取り入れていますが、この酸素。

生きていくうえで、絶対に必要なものではあるのですが、一部体に悪影響を及ぼす「活性酸素」に変化してしまいます。

活性酸素は、紫外線、たばこ、汚れた空気、化学薬品、ストレス、激しい運動による刺激をうけると、増えていきます。

増えるとどうなるのかというと・・・。

古い油が参加してどんどん黒ずんでくるように、体の中でも同じようなことが起きてきます。

生体膜や、細胞の構成材料は、不飽和脂肪酸という脂質成分です。これが酸化して過酸化脂質になって増加すると、カラダの機能が低下して、老化が進みます。

血中のコレステロールが酸化すると、血管壁を傷めて動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高まります。

つまり、細胞をサビさせ、老化し、病気やガンの引き金にもなってしまうのです。

そこで、活性酸素の害に負けないように、『抗☆酸化』。

活性酸素から体を守る力を、自分の体に作るのです。

 

抗酸化作用のある栄養素☆

 ・ビタミンA

  (皮膚や粘膜を健康に保つ,目の健康,肌や髪や爪などをツヤツヤにします)

   レバー うなぎ 人参 シソ 海苔 など

 ・ビタミンC

  (風邪の予防,肌の健康,血管や骨を丈夫にする,ストレスへの抵抗力を高める)

   レモン キャベツ アセロラ ブロッコリー など

 ・ビタミンE

  (高い抗酸化力,生殖ホルモンの代謝,血管の健康,老化を防ぐ)

   うなぎ 南瓜 ナッツ類 ベニバナ油

 ・赤ワインポリフェノール

  (悪玉コレステロールの酸化を防ぐ)

  赤ワイン(でも、飲みすぎには注意!肝臓に負担がかかりますヨ)

 ・大豆イソフラボン

  (女性ホルモンに似た働き,骨粗そう症の予防,動脈硬化の予防)

  大豆 豆腐 豆乳 など

 

そしてそして、アーユルヴェーディック スパイスにも抗酸化作用があります

アーユルヴェーダにおける、最高のスパイス。


『ターメリック』

日本名、うこんです。カレーの黄色の正体です。

ターメリックの抗酸化作用は、ビタミンEの約8倍といわれており、

特に脂質の酸化を防ぐ効果があります。

他にも、

抗炎症作用があり、ペースト状にしたターメリックを切り傷やすり傷に塗付すると、抗菌作用も発揮します。

ターメリックの成分、クルクミンが肝臓から胆汁の分泌を促し、二日酔いを防止したり、肝炎を予防することから肝臓機能強化作用

たんぱく質食品の消化を助け、腸内の細菌叢を整え、ガスの発生を抑えます。


ただし、

過ぎたるは、及ばざるが如し。過剰摂取はいけません

料理に使う程度の1~2g/日(大さじ2/3くらい)であれば、妊娠中・授乳中の方でも安全だそうです。

(でも、ターメリック サプリメントはやめてくださいね)

 
カレーは勿論、ターメリックライスや、炒め物にターメリックを振ってみたり。牛乳ににターメリックを加えて、ターメリックミルクにしたり。
 
ターメリックは、単独で使うと乾燥させる作用があるのでヴァータを増やします。ヴァータを抑える油や牛乳を一緒にとることをすすめます。 また、料理の際には、ターメリック独特の土臭さがなくなるまでしっかりと火を通してください。

長期間過剰摂取は、逆に消化管障害・肝障害のリスクが高まる副作用もあるので、注意してくださいネ。

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コメント: 1
  • #1

    Vincent (日曜日, 22 7月 2012 08:48)

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